拙い感想文。

復職向けデイケアに通いながら療養しながら勉強や趣味の事+日常を書いている拙いブログ

会う会わない、合う合わない。

疲れた。

懲りずにヒールを履く。
ヒールを履くと足が長くなったように見えて、止められないのだ。

女子会とやらに参加した。
皆、思い思いの事をしながら、会話に花を咲かす。初参加の私は、当たり前だが、知り合いがいない。はい、ボッチです。そんな中、アニメ好きな方が、話しかけてくれたんだが、この人がやっかいだった。

私の体は、蜂の巣だ。ズタダダダダと撃たれに撃たれた2時間。
マシンガントーク。アニメを1話から最終話まで、全部話す。話し足りないのか、いつも持参しているらしいキャラクターブック片手に説明される。

アニメは好きだが、ジャンルや、観ていなかったりするアニメばかりで、相手に申し訳ないなという気持ちが、最初だけ蕾としてあったが、咲かなかった。蕾のまま、枯れた。

勢いで、生きているのではないか?というくらい、有無を言わせない圧力に押され、LINEを交換してしまったことを、どうプラスに変えられるか考えている。

あの人は、冗談が効かない人だ。
素直すぎる。自分より、4つ上であの素直さは凄い。何をどうしたら、あの素直さが身につくんだ?

こうしてブログに書いて、合わないなと思ってしまう私は、非情な人と思う。思われても仕方ないが。

次会うときは、戦闘服を着用して、ヘルメットに、盾と武器として「自然保護の生態学」を持って行こう。そうしよう。



猫の事務所

可愛さ溢れるタイトルだが、猫が好きな方は、いい意味で騙されてほしい。

あまり使わない電子書籍でダウンロードした一冊。脳内で、あの小さい手で書類整理やら、書類作成する姿を想像しながら、画面をタップした。

憧れの事務所で、働くかま猫が同じ職場仲間に虐められる。もうそれだけで、想像と遥かに違いが生じ、フリーズ。

猫の事務所と文字を聞いたり見たら、猫の恩返しを連想させたから、一旦ページをめくる手を止め、読む前の自分を恥ずかしく思い、責めた。次にページをめくる時は、想像していたものは、頭からなくなっていました。

寒さから、かまどで寝るため、体は煤で汚れ、それを周りの猫が嫌う。

自分も、いじめられた経験がありますが、家柄や身なり、所持品など、きっかけは何でもよかったのかも知れない。

小説の黒猫のように、支えてくれる存在や、かま猫と同じかま猫の期待や応援があるのは、心強いだろう。

かま猫が、頑張れたのは、自分を見出した黒猫でも、応援してくれる同じかま猫と、仕事への生きがいがあった。
それすら取られてしまう。
いじめ側は、泣いたりしたら何故笑えるんだろうと、いつも思う。

胸が痛まないのか。
麻痺してしまうのか。
いじめ側にも、事情があるなんてたまに聞くけど、自分がいじめの対象にされてしまうから、いじめていた。とか。

いじめがらニュースに取り上げられたら、加害者を叩く。叩かれる事をしたかからだ。そして、家や個人情報を流され特定される。

何回か、家や個人情報が、流されているのを見て、加害者がどっちかわからなくなるんです。

いじめや差別を深く考えるけど、絶対やっては駄目としか出ない自分が情けないと思う。

特徴的なラストは、草稿の段階では「みんなみんなあはれです。かあいさうです。かあいさう、かあいさう。」となっており、発表版とは大きく異なっている。
何で、こんなに変わったのか。
不思議。


イケメンの顔がボヤける

新品の赤いスカートで、出陣。
ヒールで足が痛いが、私は痛みを気持ちいんだと言い聞かせるが、痛かった。

出会い頭の印象は大事とよく聞くから、張り切りすぎた。大根足のせいで、今日も、ヒールが擦り減る。大根をおろせよ。

将来を一緒に考えてくれる支援施設。
若い者達が、集う場所。自分も若いはずなんだ。20歳になったばかりで、ゆとり世代の真ん中らへんになる私が、長らく同世代と接することなかった私が、脳内の制御システムの安全バーが外れているのではないのだろうかという同世代に戸惑いを隠せなかった。

テンション高いな。落ち着け。
笑い声が大きい。口大きいな。
指差し。貴方の方にへし折ってやろうか。
初対面で、あいつ呼ばわり。てめぇな。

落ち着け。まず落ち着け。
何度、自分に言い聞かせてるんだ。自分を洗脳してどうするんだよ。脇汗やばくない?とか化粧落ちてないかな?とかあるじゃん。

読書。そう。
読書で、落ち着け。
ペラペラとめくる。響く下品な笑い声。
ペラペラ。ゴリラの拍手。

ペラペラ…話に入れない。ページをめくる内職があれば、優秀だろうな。紙質、めくる感触を5点満点で、採点する。この紙は紙と紙がくっつきやすいから3点かなみたいな。湿度で変わるからな〜。やっぱり無いわ。

無我の境地。心を閉ざす。某テニス漫画の技がぽんぽん浮かんだ。心を閉ざすことが、出来るなら精神科の世話にならぬわ。一人漫才。観客も私一人。笑い声、聞こえない。

一人のキャラが濃いから記憶が薄いけど、あの子イケメンだわ〜だとか神経質人なんだなとか、目を配らせたらいた。あんまり、覚えていないけど。居たはず。居て。

自分のテンションが、低すぎたのかもしれない。あげぽよ〜。








死にぞこないの青

昨日の古本屋で、購入した本です。
乙 一さんの作品は、好きで、好きな作家さんの一人です。


周りの目を気にするごく普通の小学生。
マサオ君に共感出来てしまう事がたくさんあって、物語に入りやすかった。

よくある食い違いで、嘘をついたことになってしまった、マサオ君。
羽田先生の印象は、張り切り過ぎて空回りするんじゃないか?とヒヤヒヤしていたら、生徒からの人気にモヤがかかり始めた。

私の中の先生は完璧な存在。間違いをしない存在だった。マサオ君も羽田先生からの理不尽も、先生だからでやり過ごしていた。

この小説を読んでいたら、ふと、スタンフォード監獄実験を思い出した。何故、思い出したかは、自分でもわからない。

ウィキペディアからの引用
刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまう事を証明しようとした実験が行われた。
11人を看守役10人が受刑者役で2週間の実験に参加した。ちゃんと、刑務所に近いスタイルと設備で、行わられたらしい。

実験に参加した人は、受刑者役は受刑者らしく、看守役は看守らしく変わってしまったらしい。看守は、禁止されていた暴力も振るってしまう。

権力への服従
強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走してしまう。
非個人化
しかも、元々の性格とは関係なく、役割を与えられただけでそのような状態に陥ってしまう。
立場や状況も違うし与えられた役でもないし、自然な流れで、先生と生徒の立場がこの実験と重なって、思い出したのかも知れない。でも、マサオ君と羽田先生を見ていて思い出した、実験がこんなにも怖いものだったとは。人間の危うさが目に見えた実験。

第2章に「先生は大人で、体もずっと大きく、力が強いのだ。」この文字だけを読むと褒め言葉に聞こえるけど、逆らえば怖いのだと表していると感じた。

マサオ君は親には、言わず、嘘を言って安心させている。読んでいて辛くなった。話がずれるけど、歌手の高橋優さんが歌う「Candy」にも、学校でのいじめを嘘で笑い話にする歌詞があります。だから?となりますが、お時間が、あれば試しに聴いてみてください。

先生の家に不法侵入する場面は、マサオ君の隣にいるような感覚で見てた。
あまり触れないで、位置が変わったら小さくても違和感に感じるかも知れないから、今日は帰れ!とマサオ君に呼びかけていた。

当たり前だが、通じない。針の穴に糸を通す作業をしているかのような静かな苛立ちに似た感覚が、今、ストーリーに引き込まれているんだと実感させてくれる。

あっという間。いい意味で、あっという間に過ぎた。読み終えて、深呼吸一つ。ちゃんと息していたのかさへわからないくらい物語に入っていた。


死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)








600円お釣り

気温は高いのに、風が強くて、髪の毛ぐちゃぐちゃになりました。
髪が絡まる…CMみたいにスルーと指が通らない。現実は指がガッと止まります。

結構大きい古本屋に行ってきて、眺めるだけでも楽しかったのですが、せっかく来たから何か買わなければ、勿体無い精神が働き、物色。

新人店員さんが多く、ベテラン店員さんは一人しかいないらしく店の中をバタバタとしていました。
女性の店員さんは電話の子機を持ち走り回る。「シャープを押して」と何回も教えられている中、私はおじさんに足踏まれる。時間をかけてぎゅーっと。
踏まれた私と踏んだおじさんから出た
一言「すみません」。

三冊をレジに持って行き、会計。
合計416円に1016円を出してお釣りが3円。レジの前で、ベテラン店員さんと新人店員さんとで笑って過ごす。




苦手な事

こんにちは。
北海道も暖かくなってきて、風が強く近くの公園の桜はあっという間に散ってしまいました。地面がピンク一色になるのも綺麗ですが、見上げてみる桜をもっと目に焼き付けたかった。

このブログも読書だけでは、続かないと思い、あれこれ考えてみましたが、
何にも、思いつかない。

二つの感想記事を書いときながら、私は感想文が苦手です。思った事を言葉にするのが、難しく、本を読んで、映画を観て感じた感情や思いを単語にしか表せられないのです。

どう思ったか、何を感じたかを内側ではスラスラと言葉が浮かぶのですが、その言葉を外に出そうとすると沈んでしまいます。

よく、読書をすれば、語彙が増えて論理的な要素や表現力が増える。
私の読書仕方が悪いのか、自分の納得いくレベルが高すぎるのか、発言、発信する場所がないから身につかないのかと改善要素はいくらでも浮かびます。

ブログを書いて表現力やらを補うのか養うのか。まだ始めたばかりだからわかりませんが、ブログを見返す時に何か成長を感じたいものです。








博士の愛した数式

オススメしたい本によく紹介される一冊になっていますね。私もよく「オススメの本」と検索をして探しています。


よく、と書きましたが、本屋に赴き、自分の価値観や好みで本を選ぶ時間が好きです。優柔不断な私ですが、本を選ぶ時は決断力があると惑わさせてくれます。

流行の本を買うも買わないも自分が選んだ選択です。読んで損はないと勧められている本を読むも読まないも自分の選択です。何を伝えたいのかが難しいですが、この本はおすすめの本という定番だったので、自分に選択権があるという事です。笑 

博士の愛した数式

算数や数学は得意分野ではなかったのですが、好きでした。だからと博士みたいに数字を愛しているわけではないですが体重計に表示される数字は後悔の数字です。笑

この小説の登場人物には名前がない。家政婦、√ルート、博士、老婦人。老婦人は博士のことギティと呼ぶ以外名前はなかったはずです。通称だけの登場人物だからか人物に人間味が少ない感じがしました。過去の辛い事、苦しい事もあったのに何故か入り込めず紙の上での出来事にしか感じませんでした。

それでも、この作品は面白く読み進めました。博士の言葉は綺麗で、繊細さを感じました。最初のルートの頭を見て「賢い心が詰まっていそう」頭を見て心を連想される違う所を見ている事に驚きました。

博士の言葉は、勉強にも取り入れやすい。文章の音読。筆算の跡を消さずに残しておく。将来子供が出来ればこの本を読ませて算数や数学に興味を持たせたい。


一時間二十分の記憶しか記録されない脳。老婦人の事は記憶にあるけど、家政婦とルートの事は記憶に残らない。やるせない気持ちになる。


博士の愛した数式 (新潮文庫)

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